火災保険申請代行サービスは詐欺ではない。
その理由を徹底解説！

この記事は、一部の方が感じている「火災保険申請代行サービスは詐欺じゃないの？」という疑問にお答えし、このサービスが実際にはどんな内容のものなのかをお伝えし、したがって詐欺になど決して該当し得ないことを徹底解説しています。

また、火災保険を悪用しながら詐欺をはたらく悪質業者の手口についてもご紹介し、罠にはまって被害を被ることのないよう警鐘を鳴らしています。
この記事が、火災保険申請代行サービスを正しく理解する参考として役に立てば幸いです。

火災保険申請代行サービスは詐欺か！？

1、火災保険申請代行サービスの内容

火災保険申請代行サービスとは、火災保険の被保険者（契約者）の方が、ご自身で保険金の請求手続を行うに当たって、火災保険や周辺分野に関する専門的な知見を有するチームが、適正な金額の保険金が迅速に被保険者の方に支払われるよう支援するサービスです。
多くのサービス業者は成功報酬型の料金体系を採用しており、被保険者の方に支払われた保険金額の30%〜40%ほどを報酬として取引されています。

2、詐欺とは

国語的な意味での詐欺とは、「他人を騙して金品を不当に奪ったり、損害を与えること。」です。（引用元：オンライン国語辞典(https://kokugo.jitenon.jp/)）
また、犯罪としての詐欺とは、人を欺いて財物を交付させ、財産上不法の利益を得、または他人にこれを得させることをいいます（刑法246条）。
どちらの意味であっても、他人を騙してお金や物を出させ、または財産上の利益を得る行為が詐欺に当たるということです。

3、火災保険申請代行サービスは詐欺ではない

これらのことを踏まえるならば、火災保険の仕組みがとても複雑だという現状の中で、被保険者の方にとって最適な保険活用の方法を提案し、スムーズな手続の手助けをするサービスを受け、被保険者の方が対価を支払う一連の流れの一体どこで詐欺が行われているというのでしょうか。
きわめて明快で健全な取引関係と言うほかありません。

火災保険制度に巣食う詐欺師は確かに存在する

とはいえ、火災保険を悪用して詐欺行為をはたらく悪質業者も存在します。
ここで典型的な数例をご紹介しますが、共通しているのは、修繕などの工事の契約と火災保険申請代行サービスをセットで勧めて契約させる点です。

1、「無料でできる」と約束する

火災や自然災害による損害の修繕費用について、火災保険の保険金でまかなえば自己負担はなく実質無料で工事が可能だと勧誘する悪質業者がいます。
保険金請求の結果がどうなるのかは確定していないことですから、虚偽により被保険者の方を騙して契約させることは詐欺に当たる可能性があります。

2、契約の重要な事項の虚偽

悪質業者の主な関心は工事契約を取り、火災保険の保険金は被保険者が工事代金を支払うための手段としてしか見ていません。
代金を回収すること、金銭を巻き上げることが目的であるため、工事契約に多額の違約金を定めた条項を含め、契約書原本を渡さない、虚偽の説明をするといったケースが散見されます。
この場合も、契約の判断に重要な影響を与える事項について、故意に不実を告知して相手方を欺いていますので、詐欺罪の成立する余地が十分にあります。

3、虚偽申告

悪質業者の中には、損害が発生していないにもかかわらず、保険金請求に係る火事や自然災害等と関係のない損害を見積もりに含めるなどして、虚偽の損害を申告し、その分の額を上乗せした保険金を請求させようとします。
これはもちろん詐欺罪に当たる可能性が非常に高く、いわゆる「保険金詐欺」の主犯となるのは被保険者自身なのです。

優良な火災保険申請代行サービス業者を見極めるために

優良なサービスを見極めるポイントの一つは、家屋修繕工事等の契約と保険金 請求を支援するサービスの契約が分離していることです。
火災保険申請代行サービスにおける支援は専門的な知見に基づいたものであり、 多額の保険金を積み増しすればよいというものではなく、適正かつ適法に行われています。
このような視点から、数多くの火災保険申請代行サービス業者をつぶさに比較 することをお勧めします。
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