火災保険申請代行はトラブルだらけ!?
悪質業者から身を守る方法とは?

悪質業者から身を守る!火災保険申請代行はトラブルだらけ!?

この記事では、火災保険請求代行サービスを巡って、どのようなトラブルが起きているのか、事例を踏まえてお伝えしています。

そして、トラブルの元凶である悪質業者から身を守るとともに、火災保険申請代行サービスをどのように選んだらよいのかまで解説しています。
火災保険申請に当たって、この記事がトラブルを避ける上で役に立てば幸いです。

火災保険申請代行をめぐるトラブル

改めて言うまでもなく、火災保険の被保険者(契約者)の方が、ご自身で保険金を請求するに当たって、火災保険に関する専門的 な知見を有する人や事業者から有償で支援を受けることには何の問題もありません。
それは違法でも保険契約違反でもありません。
しかし、悪質業者の術中にはまってしまい、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまう例が後を絶ちません。それらのほとんどに共通しているのは、火災保険請求代行サービスと家屋等の修繕工事やリフォーム工事とをセットにして売り込む「抱き合わせ商法」です。

2020年8月に消費者庁が事業者に対して行なった行政指導の事例を元に、どのようなトラブルが起きているのか、実際に見てみましょう。

(1) しつこく勧誘する

契約しない意思を示しているにもかかわらず、契約するまで居座るなどして、勧誘をしつこく続ける業者がいます。このような勧誘の仕方は特定商取引に関する法律(以下、「特定商取引法」といいます。)3条の2で禁止されており、場合によっては不退去罪(刑法130条)に当たる可能性もあります。

(2) 必要のない工事を提案する

家屋の調査を行い、実際には修繕する必要がないにもかかわらず、その必要があるように偽って修繕工事を提案するケースがあります。このように、契約が必要かどうかについて不実を告知する行為は、特定商取引法6条1項6号で禁止されています。また、このまま虚偽申告して保険金請求してしまった場合には、被保険者の方が保険詐欺に問われる可能性も生じてしまいます。

(3) 負担が生じる可能性を隠す

悪質業者は、「無料で修繕工事ができるんですよ」などと、いいかげんなことを言って契約させようとしますが、実際に保険金が給付されるかどうか、また給付された保険金の金額で工事代金を賄えるかどうかは不確実なことです。したがって、「無料」と請け合うことは、勧誘された側の判断に影響を及ぼす重要なことについて不実を告知していることになり、特定商取引法6条1項7号で禁止されている行為に当たります。
しかも、実際に保険金が給付されなかったり、保険金が少額だったりした場合には、被保険者の方が工事代金を「持ち出し」で支払うことになり、大きな損害を被る恐れがあります。
また、そこで工事について解約しようとすると、契約条項を盾に取り、多額の違約金を要求するなどして被保険者を追い詰めることがあります。しかし、このような条項は、消費者契約法9条に該当する不当条項で無効です。

(4) 契約内容を履行しない

悪質業者の目的は主に工事の契約を取ることにあり、火災保険申請を支援することにはほとんど関心がありません。そのため大胆にも、書類の作成や保険会社の現地調査への立合いなど、契約した内容を履行しないというトラブルを起こすことさえあります。

(5) クーリング・オフに応じない・妨害する

通常、訪問販売などによる契約については、契約書面を受け取ってから8日間は、無条件で解約できる「クーリング・オフ」が可能です。
にもかかわらずクーリング・オフに応じず、あるいは、簡単には取り消せないなどと言い掛かりをつけて多額の違約金を要求するなど、被保険者に迷惑を覚えさせるような仕方でクーリング・オフを妨害するトラブルが起きています。

(6) 判断力不足に付け込む

認知症の疑いのある高齢者等、消費者の判断力の不足に乗じて契約を締結させるなどという非常に悪辣なケースも存在します。

トラブルに巻き込まれないために

1、悪質業者のビジネスモデルを知る

火災保険請求代行サービス業者を自称する悪質業者は多くの場合、実際に家屋修繕やリフォーム等の工事を行う業者ではありません。工事を請け負う契約を取り、それを下請けの工事業者に発注して仲介手数料を収入源としているのです。
したがって、適正な保険金請求の支援などに関心はなく、それは工事代金をむさぼるための手段であり、被保険者の方がいくらの保険金を受け取ることになろうと、極端な場合、保険金が給付されなくとも、彼らにとってはどうでもよいことなのです。あくまで、契約した工事代金を被保険者から回収できるかどうかだけに興味があります。
そのため、保険金請求の支援はずさんとなり、回収段階においては違法な行為まで用いるのです。

2、優良な火災保険申請代行サービス業者を見極める

優良なサービスを見極めるポイントの一つは、家屋修繕工事等の契約と保険金請求を支援するサービスの契約が分離していることです。
火災保険申請代行サービスにおける支援は専門的な知見に基づいたものであり、多額の保険金を積み増しすればよいというものではなく、適正かつ適法に行われています。

まとめ

このような視点から、数多くの火災保険申請代行サービス業者をつぶさに比較 することをお勧めします。 比較するに当たっては、きちんと正確で詳細な情報が掲載された口コミサイトがとても便利です。中でも「CHECK」(https://www.kasai-check.com/)は、利用 者の方々にとって、ご自身の状況に合った火災保険請求代行サービスを見つけられるような評判・口コミ情報が充実しており、利便性の高い急成長中の比較サイトです。 この際に是非、「CHECK」をチェックしてみてはいかがでしょうか!